Diversity, Equity & Inclusion

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世界11ヵ国にオフィスを構えるジェイ エイ シー グループは、国籍、人種、年齢、性別、性自認または性表現、性的指向、障がいの有無、宗教、信条などの多様性とさまざまな価値観を尊重し、個々の状況に応じた公平な機会と環境を提供します。
「Diversity, Equity & Inclusion(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)」は、企業理念のPhilosophy & Policy(哲学と方針)にFairness(正当性)を掲げている当グループにとって大切な価値観であり、より多くのプロフェッショナルが、より開かれた環境で自分らしく活躍できる職場づくりを進めています。
多様性を求めるクライアント企業に対しても、多様な人材を紹介することで、さまざまなプロフェッショナルが躍動できる社会の実現に積極的に貢献していきます。

Diversity & Inclusionに公平性を加え、Diversity, Equity & Inclusionへ進化

当社グループでは、2000年代後半から柔軟な働き方ができるフレックス制度や育児支援金制度などを導入し、女性社員が育児をしながら活躍できるような環境を整えてきました。現在はLGBTQ+社員も同様の支援を受けられるように社内制度を整え、多様な社員の活躍をサポートしています。
さらにD&Iの推進を強化するため、2021年6月に「JAC Group Diversity & Inclusion Steering Committee」を立ち上げ、この下に「Women's Empowerment Committee」と「LGBTQ+ Committee」を設けて活動を続けてきました。多様な人材が差別なく存在する「Diversity(多様性)」、誰もが歓迎され、心理的に安心感と一体感をもつ「Inclusion(包括性)」に、2024年からは「Equity(公平性・格差是正)」を加え、組織名称も「JAC Group Diversity, Equity & Inclusion Steering Committee」に変更し、コミッティがけん引しながら、誰もがさらに活躍できる環境や機会を提供する取り組みを推進しています。

これまでも、職場のアンコンシャス・バイアスに関する啓発活動や、すべての社員が平等で自分らしく働ける職場であるために、さまざまな取り組みを進めてきていますが、今後は現在の社内制度の周知や制度活用の推進に加え、現制度の見直しや、新たな制度の策定にも取り組んでまいります。



LGBTQ+ Committeeの活動

当社グループでは、グループ社員のLGBTQ+に対する理解度を高め、性別、性自認または性表現、性的指向にかかわらず、すべての社員が平等で自分らしくいられる職場環境の実現を目指して活動を行っています。それによって多様な社員のさまざまな意見やアイデアを活用することが可能となり、革新的な力が創造されると考えています。また、多様性に理解をもったコンサルタントによる人材紹介を通じて、社会全体の多様性の向上にも貢献していきます。


2024年までの取り組みと成果

社内理解の深化
役員・管理職・社員向け研修を継続実施し、LGBTQ+に関する知識と理解をさらに向上。


社外イベントでの発信強化
「東京レインボープライド2024」に出展し、来場者との交流を通じて多様性推進を発信。


サービス体制の充実
『LGBTQ+のご登録者サポートTips』の社内資料を改訂・展開。


評価・認証の獲得

  • PRIDE指標2024で最高評価「ゴールド」を3年連続受賞。
  • 「D&I AWARD 2024」において、国内外で高水準のD&I推進企業として「ベストワークプレイス」に認定。

  • 2025年の取り組み

    社内イベントチーム

    社員の関心を高める“きっかけづくり”を強化

  • 社内ポータル情報を整理し、いつでもアクセス可能に
  • LGBTQ+に関する意識調査を継続
  • Ally(支援者)表明ステッカーの配布促進
  • 社外スピーカーを招いたセミナー開催

  • 社外イベントチーム

    社外への発信をさらに強化

  • 「Tokyo Pride 2025」(6月7日・8日)に出展
  • 「Osaka Rainbow Festa!」(10月11日・12日)に出展

  • 社外サービス強化チーム

    候補者と企業双方に価値あるサービスを提供

  • サービスサイトにてLGBTQ+フレンドリー企業紹介ページをリリース
  • LGBTQ+の候補者向け面談マニュアルの作成・更新


  • Women's Empowerment Committeeの活動

    当社グループでは、性別に関係なく個々の強みや能力が発揮できる組織を実現するため、管理職に占める性別比率も全社員の比率と同等であるべきと考えています。また、新しい発想を育み、イノベーションを生み出していくためには、マネジメント適性や意欲、そして可能性のある女性社員が生き生きと強みを発揮できる多様性のある組織であることが必要です。このため、職場のアンコンシャス・バイアスに向き合い、心理的安全性を高めていく取り組みも推進しています。


    2024年までの取り組みと成果

    チーム1:採用強化
    人事部と連携し、女性向け採用セミナーを複数回開催し、女性採用比率の向上に貢献。

    チーム2:啓発・育成
    女性リーダーやマネージャー候補を増やす仕組みづくりを推進。メンター制度の運営、女性管理職による座談会や交流イベントを実施。

    チーム3:定着支援
    長期的なキャリア形成を支援する「WECコンシェルジュ(メンター)制度」を立ち上げ、運用開始。

    チーム4:認知向上
    他社との情報交換会「JAC Women’s Empowerment Salon」や女性活躍推進ウェビナーを開催。さらに、女性活躍関連アワードやランキングへの応募を通じて企業ブランドを強化。

    チーム5:制度改善
    育児支援制度の周知・利用促進と男性育休取得推進を目的とした「Working Parents Committee」を運営し、社員がキャリアとライフを両立できる環境を整備。


    2025年の取り組み

    2030年に女性管理職比率40%の目標を達成するため、下記の4チームに分かれて取り組む。

    チーム1:管理職登用
    事業部ごとにWECのメンバーを据え、女性リーダー、マネージャー候補を増やす仕組みづくりや、メンター制度の運営などを人事部と推進。各管轄での採用・登用において、女性比率50%を目指す。

    チーム2:社員採用
    女性社員の採用比率を増やすため、女性候補者向けセミナーや説明会開催などの取り組みを人事部とともに実施。女性の採用比率50%を目指す。

    チーム3:ブランディング
    2024年度に引き続き、他社との情報交換を行う交流会「JAC Women’s Empowerment Salon」の開催や、女性活躍推進ウェビナーの開催、社内向けセミナーなどのイベントの開催、各種女性活躍関連のアワード/ランキング等への応募を通して、当社のレピュテーションの一層の向上を図る。

    チーム4:制度推進
    Working Parents Committeeを運営し、子育て中の社員同士で情報交換したり、男性社員の育休取得を促進したりといった活動を引き続き推進。社内の育児支援制度などの各種サポートについての社内周知や利用促進も行う。また、「くるみん」や「えるぼし」などの認証取得(更新)も実施する。



    女性活躍の状況

    当社の女性社員比率は単体で40%、グループ全体では46%で、多くの女性社員が活躍しています。当社グループでは、創業時より年齢や性別にかかわらずすべての社員が公平に個々の強みや能力を発揮し、活躍できる組織運営を行っており、その結果、300件以上の転職支援を成功させた上位コンサルタントの75%が女性コンサルタントで占められています。
    一方、当社の女性管理職割合は21%であり、これを2030年に40%まで引き上げることを目標に、さまざまな取り組みを実施しています。(数字はすべて2023年末現在)


    女性社員比率40%、女性管理職比率21%、女性リーダー比率29%、上位コンサルタント女性比率75%

    育児支援制度

    当社は少子化対策への貢献と、子供を持つ社員が仕事と育児を両立し、継続してキャリアを築くことができるよう、2007年から「社員育児支援 Project」を継続して行っています。
    子を持つ社員に対し、育児支援金として子供一人あたり上限10万円/月(生後9か月まで)~3万円/月(小学1年生~3年生)を支給し、キャリアのブランクを空けずに早期に復職し活躍できるよう支援を行っています。


    障がい者雇用の取り組み

    当社では、さまざまな障がいのある社員もそれぞれの特性に合わせて安定的に業務を進めることができるよう、勤務時間や業務内容を適宜考慮し、公平に活躍できる環境づくりを行っています。2023年12月末時点の法定雇用充足率は105%で、オフィス内ではおもにバックオフィス業務に従事するほか、千葉県市原市・柏市、および神奈川県横浜市の3ヵ所にある農園「わくはぴファーム」で農業に従事しています。収穫された作物は各オフィスに配送され、即売会で社員が購入することができます。皆で障がいを持つ方々の活躍と収穫の喜びを共に分かち合うという好循環が生まれています。