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インド転職動向 インド転職動向

【2024年】
日系企業のインド進出
現地情報のアップデートが重要

【2024年】
日系企業のインド進出 現地情報のアップデートが重要

日本企業のインド進出を報じるニュースを耳にする機会は増えており、インドマーケット情報について知りたいというお問い合わせは増えています。中でも、ニュース・新聞などから伝わってくる情報だけではなく、実際に現地に住む在住者が日々生活のなかで感じる情報を知りたいという声は多いです。

そこで今回は、インドの日本企業の進出状況や進出時のポイントなどについて、JAC Recruitment Indiaの日本人コンサルタントに現況インタビューを行いました。

インドは日本企業にとっての「次なるマーケット」

ランチ

インド進出についての相談が増加しています。
2022年に在インド日本国大使館、総領事館及び日本貿易振興機構(ジェトロ)が発表したデータによると、在インド日系企業数(拠点数)は1,400社。2006年の調査開始以降では初めて前年(1,439社)から減少しましたが、足元では日本企業のインド進出を報じるニュースを耳にする機会は再び増えており、インドが日本企業にとっての「次なるマーケット」として重要視されていることに変わりはないようです。当社JAC Recruitmentに寄せられる相談は、これまで多かった自動車・機械関連企業に加え、B to C企業からも出始めており、インドの消費市場に対する注目度が増しています。

北部はEV関連、南部はITが活況

街並み

インド進出といっても進出地域によって戦略は大きく変わってきます。東西南北、地域によって文化も国民性も異なるインドでは、進出する地域によって、その地域に合った戦略を立てる必要があります。
自動車関連産業が集積する北部デリー周辺では、足元で活況なガソリン車ビジネスと並行して、政府によるEVシフト(2030年までにガソリン車の販売を終了)の動向も睨みながら、今後のビジネスを計画していく必要があります。当然、その計画に伴いどのような人材が必要になるかを遅れなく検討すること(事業計画と人材戦略の連動)が肝要です。
※参照 「2023年のEV販売台数、9カ月で100万台突破(インド)」 
https://www.jetro.go.jp/biznews/2023/10/cf33a80c40614164.html

また南部ではITが活況です。当社JAC Recruitmentの拠点があるバンガロールは、グローバル・テック企業が巨大な研究・開発拠点を持っており、「インドのシリコンバレー」と呼ばれています。こういった企業の集積は優秀なIT人材の集積につながり、さらに多くのIT企業やスタートアップが生まれる、という好循環を生み、その中で日本企業の進出も増加していますが、人材獲得競争は一層し烈です。

インド進出時のポイント

街並み

さて、インドで日本企業が成功するには、会社のトップや経営層がどれだけインド進出にコミットできるかがカギとなります。机上の情報だけでなく、実際に現地に足を運び、「今の市場環境」を実感した上で迅速な判断を行っている企業が、インドでのビジネスを成功させている印象です。 具体的には、BtoB企業であればお客様先へ出向きビジネスの課題感を把握する、BtoC企業であれば消費者の生活に密着し、消費行動のトレンドをつぶさに把握するといった行動が非常に重要です。

おわりに

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JAC Recruitment Indiaは、北部グルガオンと南部バンガロールの2拠点で現地日系企業の人材採用をお手伝いしています。進出の計画段階で賃金相場など労働市場の情報が必要な場合は現地の日本人コンサルタントとの打ち合わせをセットさせていただきますので、どうぞお気軽にご相談ください。

こちらの記事でまとめたことを動画でも詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

海外駐在員の離職予防のキーワード"自律的キャリア形成"とは?
動画は こちらから ?

この記事の著者

この記事の筆者

小林 美紗

海外進出支援室 アドバイザー


日系大手機械メーカーの人事部で新卒採用担当として大学・高専卒、外国人留学生などの採用、受け入れに携わった後、資材調達部に異動し、コネクタ、ワイヤーハーネス、アルミダイキャストなどの国際調達を行なった。 2022年より現職。グローバル企業における実体験を活かして海外事業要員確保に関する助言を行なうほか、人材確保に関する国内外での調査を行なう。 大学での研究テーマは「多文化接触論」。カナダへの留学経験(1年)と中学校・高等学校の教員免許を持つ。

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