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海外事業の課題解決|
プロフェッショナル人材を
“今すぐ・今だけ”活用する方法とは?

海外事業の課題解決|
プロフェッショナル人材を“今すぐ・今だけ”活用する方法とは?

海外進出を行う日本企業(メーカー)の中でも、生産を中国のみで行う企業は多いものです。

今回ご相談いただいたA社も同様、生産は100%中国のみで行っていましたが、Covid-19に伴う巣ごもり需要で注文が急増したにも関わらず、ロックダウンによって商品出荷ができず、大きなビジネス機会を逸してしまいました。

今後、同じような失敗を繰り返さないよう、リスク分散のために生産機能を中国以外の国へも分散させようと、その要員獲得の方法についてご相談いただきました。

結果としてA社では、当社からご紹介した人材の活躍で生産の約3割を東南アジアへと移管する体制をスピーディに実現することができました。

ここではJAC Recruitment海外進出支援室がご提案した内容についてご紹介します。

ご相談:

生産を中国から他国分散するため、東南アジアの現地企業を探索・選定できる人材を紹介してほしい

当社は生産が中国工場のみに集中しており、Covid-19にともなうロックダウンの際は多くの受注が入ったにも関わらず商品を出荷できずに大きな機会損失となりました。

今後も感染症に限らずさまざまなリスクが想定される中で、生産を他国に分散したいと考えています。ただ、自前で新たな生産拠点を設けることは現実的でなく、外部の委託先を探したいと考えています。

東南アジアで、精度の高い樹脂成型を行える現地企業を探索・選定できるような人材を紹介してください。

 ゼネラリスト採用または一貫したプロフェッショナル起用をご提案

中小企業である同社では、中国工場に派遣されている駐在員を除いて海外事情に通じた人材はほとんどおらず、今回の構想もなかなか具体的な計画にはなっていませんでした。

一方、同社の生産規模を考えると、生産委託先の開拓は頻繁に行われるものではなく、なかば一過的なプロジェクトにすぎないため、専従の人材を正社員として(無期)雇用するほどの仕事量はありません。

そのため、当社では次の2つの選択肢を提示して議論しました。

◆ JAC Recruitment海外進出支援室から提示した2つの選択肢

  1. 1. 将来的に別のミッションを担うことができるゼネラリストの採用
  2. 2. 生産委託先の開拓から生産立上げまでを担うプロフェッショナルを有期で起用

議論の結果、リスクを最小化するという観点から「2」の人材を確保するという結論にいたり、当社から人材を推薦しました。

結果:東南アジアのモノ作りのプロフェッショナルに業務委託。結果として生産量の約3割を東南アジアで作る体制を実現

東南アジアで同様の経験をもつ樹脂成型の専門家と業務委託契約(3ヶ月)を締結。複数の委託先候補(現地企業)を選出し、技術者としての見地からそれぞれを細かく評価したレポートを提出することを要求しました。

その後、仕事ぶりが評価され、委託先企業との交渉(3ヶ月)、委託先における生産の立上げ(3ヶ月)と、工程ごとに2回の契約更新が行われました。
その結果、現在では全社の生産量の約3割を東南アジアで作る体制ができあがっています。

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ますます複雑化する経営課題を解決するためには、ときに外部人材のもつ知見やスキルを効果的に活用し、スピーディな課題解決を行う必要があります。

そしてその人材は、必ずしも正社員(無期雇用)であるとは限りません。
特定の専門領域をもつプロフェッショナルに任せたい職務は必ずしも恒常的なものばかりではありません。一方で高い専門能力をもつ人材の中には、その能力を活かせる仕事のみに集中するため、あえて組織に属さないことを選択する人がいます。

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この記事の著者

この記事の筆者

佐原 賢治

海外進出支援室 室長


大学卒業後、一貫して「人材採用」に関する業務に従事。現在はJAC Recruitmentのマーケティングスペシャリスト、およびアナリストとして活動中。専門分野は『日本企業のグローバルビジネスと人材戦略』で、年間4~500社の経営者・海外事業部長・人事部長らとお会いして、国内外における人材採用に関するコンサルテーションを行なっている。また同テーマに関する定期的なリサーチを行ない、その結果をメディアや自治体・金融機関等が主催するセミナー等で発表している。

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