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【2023年最新】
20代の転職で4割が年収アップしている実情と世代別傾向
【2023年最新】20代の転職で4割が年収アップしている実情と世代別傾向
近年、転職による年収の上昇がさかんに報じられるようになっています。
背景には、若年層で特に顕著な人手不足、またデジタル化やグローバル化といった環境変化に伴い従来にない専門能力をもつ人材に対する需要が増えていること、そしてそのような高度人材を確保し適正に処遇するために企業が人事・報酬制度の見直しを進めていることなどがあります。
また政府も成長分野への労働移動を生産性向上の切り札として位置付け、リスキリングを伴う転職に対して助成金を交付するなど積極的に促進しています。実際、当社が関わる転職斡旋の現場においても、転職によって年収が増加する例が目立つようになってきました。
その中でも、10%以上の年収アップの割合が一番高かった世代が「20代」でした。
そこで今回は、ここ1年間(2022年7月~2023年6月)で当社を介して転職先を決定した人の年収アップの割合を20代・30代・40代・50代の世代別で紹介します。
転職で年収10%以上アップした人は29%|世代別割合
2022年7月~2023年6月の1年間で当社を介して転職先を決定した方々のうち、年収が10%以上増加したのは29%の方々でした。(5%以上増加したのは39%)
「10%以上年収が増加した人」の割合を年代別に見ると、上記グラフのように20代;35%、30代;34%、40代;26%、50代;21%と、年代が進むごとに低下しています。
特に30代から40代の間で大きく低下しています。また50代では「10%以上減少した人」が32%と増加した人を大幅に上回っています。
さて、ここからは、それぞれの年代ごとの傾向を見ていきます。
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