株主の皆様へ

代表取締役社長 松園 健

message_img01.jpg 株主の皆様には、日ごろよりご支援を賜りまして、厚くお礼を申しあげます。 第31期となる2017年、代表取締役社長として7年目を迎えました本年のご報告をさらなる増収と最高益の更新という形でお伝えできることに、心から感謝いたします。

 

 2017年、歴史的な有効求人倍率の高まりが象徴するとおり企業の求人意欲は旺盛でした。当社グループの人材紹介事業は、昨今の転職市場で注目されているミドル・シニアの転職をターゲットとしておりますが、その中でもグローバル求人、スペシャリスト求人、エグゼクティブ求人、「IoT」や「AI」などの新分野求人に注力し、業容の拡大を図ってまいりました。

 

 企業のさらなるグローバル化やイノベーション、地方創生などで、人材需要は多様化しておりますが、当社の強みの一つである日系企業海外関連領域の成約実績は前年同期比29.7%増と引き続き好調で、その需要が高い地方都市をターゲットとした北関東支店(さいたま市、2017年10月開設)、静岡支店、中国支店(広島市、2017年1月開設)においても順調に業績を伸ばしました。

 

 その一方で、有効求人倍率の高まりに伴う社員の採用難については当社グループも例外ではなく、2017年においては、人材紹介事業の担当要員数が計画値に届かず、売上高は期初の計画を若干下回る結果となりました。当年は採用部門の強化をはじめ募集施策の充実を図り、前年以上の増員は実現できたものの、好景気による採用環境の厳しさは当初の想定を上回る状況でありました。

 

 2018年以降3年間の中期経営計画においては、上記の状況を踏まえて、社員採用については前年以上の経営資源を投入しつつも、実現可能な施策を反映させております。また同時に、求職者の確保が人材紹介事業者の存在価値を左右する業界全体のテーマとなる中で、当社においては、まずコンサルタントが自らのネットワークで中高額年収帯のご登録者確保に取り組むとともに、さらに多くのご登録を頂くため、自社ウェブサイトの魅力的なコンテンツ構築や機能強化をはじめとするマーケティング施策への積極的な投資に取り組むことにより、社としても独自の登録者確保を進めてまいります。

 

 これらはいずれもコストを伴う施策となりますが、この投資を2019年以降の収益に確実につなげるべく、経営の総意をもって臨んでまいります。

 

 第32期となります2018年、当社は設立30周年を迎えます。これを一つの節目として次の30年でさらなる事業拡大を目指すべく、そして、「人と企業の志をつなぐ」JACの価値を今後さらに高めていくためにも、中長期的な視点をもって次世代リーダーの継続的な育成・確保を進めてまいります。株主の皆様には、今後とも引き続きのご支援・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

2018年3月